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まだおべつおラジオ

日々小実験

完璧すぎる『キングコング』

『キングコング 髑髏島の巨神』 監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ (あらすじ) 太平洋戦争中、南太平洋で墜落したアメリカ兵と日本兵が殺し合いをしていた。 そこに現れた巨大な動物。 時は下り、ベトナム戦争末期、アメリカの人工衛星が謎の島を発見し…

『初恋』

監督 塙幸成 (あらすじ) みすず(宮﨑あおいさん)は父が死に母が兄といっしょに出て行ってしまったためおばの家で暮らす高校生。おば一家に冷たくされ孤独な高校生活を送っている。兄にもらったマッチを頼りにジャズ喫茶に行き、兄を含めた若者たちと出会…

ザ・コンサルタント

(あらすじ) クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレックさん)は高機能自閉症の子供で、光や音などに過敏に反応してしまう。 成長した現在は田舎で会計事務所を開いている。 だが、裏稼業でマフィアっぽい人のマネーロンダリングやらをやっているらしい。 さ…

沈黙 –サイレンス–

(あらすじ) イエズス会の宣教師フェレイラが日本で棄教したと言う情報が彼の弟子であるロドリゴとガルペに届く。 信仰心の篤いフェレイラが棄教したことを二人は信じられず、日本へ向かうこととする。 二人は、マカオで紹介された日本人キチジローの手引き…

『サクリファイス』

タルコフスキーさんの『サクリファイス』を見ました。 あらすじ等はこちら。 A・タルコフスキー『サクリファイス』 登場人物の動きやセリフなど、演劇的な映画だと感じました。 と思ったら、『ハムレット』の構想をもとに映画を作ったと書いてありました。 な…

『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』

ものすごく久しぶりに映画を見ました。以前MXテレビで高橋ヨシキさんが絶賛していた『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』。 あらすじを書くのが苦手なのでamazonから引用します。 【ストーリー】1晩に5人で12軒のハシゴ酒!その時、地球はとんでもない…

『さらば、我が愛 覇王別妃』

『さらば、我が愛 覇王別妃』チェン・カイコー監督 三時間近い映画だが 短いエピソードが時系列で積み重ねられていくのでリズムがあって引き込まれる。 芸術と歴史と愛。 そのうちの最大のテーマである芸術=京劇は伝統といい、女形がある点といい、まるで日…

『勝手にしやがれ』

『勝手にしやがれ』 まったく勝手である。 ひたすら動き続ける主人公のミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)。 どう考えても怪しい男なのに惹かれてついて行くパトリシア(ジーン・セバーグ)。 『軽蔑』と同じように、狭い部屋での二人の会話を飽きさせ…

『軽蔑』

『軽蔑』ジャン=リュック・ゴダール ゴダールの映画は『気狂いピエロ』くらいしか見ていない。 大昔に見たけどよくわからなかったような記憶しかない。 『軽蔑』も難しいんだろうな、と思ったが、意外とわかりやすい。 映画内映画の『オデュッセイア』のあ…

『ミラーズ・クロッシング』

『ミラーズ・クロッシング』コーエン兄弟制作 禁酒法時代のある街のマフィアの抗争の映画。 と言ってもそんなに重厚な映画ではない。 二人のマフィアの親分の権力争いを戯画的に描いていて、その中で切れ者の主人公が渡り合いながら生きていくという話。 主…

『キサラギ』

『キサラギ』佐藤祐市監督 舞台はビルの一室、登場人物は基本的に5人のみ。まるで舞台の設定のような映画だが、それにもかかわらず時間と空間の広がりがある面白い映画。一年前に自殺したアイドルの一周忌に集まったファン5人がアイドルについて語り出すが、…

『バートン・フィンク』

『バートン・フィンク』 あらすじ(goo映画) http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD7254/story.html コーエン兄弟の映画は2作しか見ていないけれど、村上春樹の小説と兄弟みたいなものかもしれない。 死、性、暴力、謎、比喩、そして物語が散りばめられて…

『ノーカントリー』

『ノーカントリー』ジョエル&イーサン・コーエン 原題は「No country for Old men」 人がばたばた殺されていく、ひどく美しい映画。 どうしてこれほどに惹きつけられるのか。 ターミネーターみたいな殺し屋シガーがかっこいい。 頭がよすぎて誰もついて来ら…

『ひまわり』

『ひまわり』ヴィットリオ・デ・シーカ監督 あらすじ http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD12169/story.html(goo映画) 学生の頃に見たが、ヘンリー・マンシーニの音楽と、戦争による悲劇、というキャッチフレーズ的な記憶しかなかった。 改めて見てみる…

『夜の大捜査線』

『夜の大捜査線』ノーマン・ジュイソン監督 あらすじ (goo映画)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD9436/story.html 音楽がかっこいい、と思ったら、主題歌はレイ・チャールズで、音楽はクインシー・ジョーンズだった。 シドニー・ポワチエ演じる敏腕刑…

『マダムと女房』

『マダムと女房』五所平之助監督 郊外の家に引っ越してきたが、雑音のせいでなかなか執筆に集中することができない劇作家。かまってほしいがためにわざと騒音を出す女房。ある日、大音量で音楽が鳴り響く隣の家に抗議に行く。その家に住んでいる洋風のマダム…

『グッバイ、レーニン!』

『グッバイ、レーニン!』ヴォルフガング・ベッカー監督 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より) 激動した時代の東ドイツが舞台の、優しくて哀しいコメディ。熱心な社会主義者で愛国心の強い母親が、心臓発作で昏睡状態に陥ってしまう。奇しくもその直後にベ…

『眺めのいい部屋』

『眺めのいい部屋』ジェームス・アイボリー監督 E・M・フォスターの同名小説を映画化した名匠ジェームズ・アイボリー監督の出世作。20世紀初頭、まだ封建的思想の色濃いイギリスの名家の令嬢ルーシー(ヘレナ・ボナム・カーター)は、フィレンツェ旅行に赴い…

『偶然の旅行者』

『偶然の旅行者』ローレンス・カスダン監督 私は旅行しなくても旅行のためのパッキングがとても好きなので、冒頭の旅行の荷物についての解説部分から一気に引き込まれてしまいました。 優柔不断な男が主人公、というだけですっかり自己嫌悪状態で見たけれど…

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』押井守監督 伝説的な名作とされているらしいこの作品をようやく見ることができました。 時間と夢についてのいわば思弁的な映画といえるのでしょう。 筋などについてはある程度予備知識としてわかっていたとは…

『時をかける少女』を見る

『時をかける少女』細田守監督 大林宣彦版をリアルタイムで映画館で見た世代としてはアニメは見づらいところだったが、評判がいいので見た。 これはよかった。 大林版がいいと言っても、若いときに見たものは素晴らしいと刷り込まれているわけで、このあいだ…

『フラガール』を見た

『フラガール』李相日監督 評判がよかった映画をいまさら見た。 よくできている映画で、おもしろかった。 蒼井優をCM以外で見るのは実は初めてなのだが、上手だし、かわいいね。 筋は何だかむりしていたり破綻しているところもあるのだが、映画も小説も破綻…

『チャーリーとチョコレート工場』を見る

『チャーリーとチョコレート工場』ティム・バートン監督 すみません。 私にはまったく合わない映画みたいでした。 結末がどうなるのか、ということだけを頼みに最後まで見たけれど、それだけ。 なぜ合わなかったのか、ということはたぶん このあいだ、ほぼ日…

バス男

『バス男』ジャレッド・ヘス監督 友だちに教えてもらった、ひじょうにゆるゆるの映画。 しかし、このゆるさはここちよい。 主人公の高校生、ナポレオン・ダイナマイトはけっして無気力だったり、世間に無関心であったりするわけではない。 ただ、一般的な反…

『大日本人』を見た

松本人志が好きなので、ずっと見たかった映画。 いろいろ叩かれていたけれど、インタビュー形式でリアリティを確保するというのはおもしろいんじゃないかなと思う。 過去にも同じようなやり方の映画はあった気がするが。 ウディ・アレンの映画とか。 テレビ…

『松ヶ根乱射事件』を見る

『松ヶ根乱射事件』山下敦弘監督 一応、若干ネタバレです、と書いておく。 当然はげしいバイオレンス映画ではないか、と思って、見る。 それらしい事件は起きる。 いなかの都市。 殺人を犯して逃げてきたと思われる男女。 それに巻き込まれる双子の弟。 閉ざ…

『虎の尾を踏む男達』を見た

『虎の尾を踏む男達』黒澤明監督 だいたい私は『勧進帳』をきちんと知らない。 きちんと知るタイミングを逸してここまで来てしまった。 私は『ドカベン』で思春期を過ごしたが、山田太郎を擁する明訓高校が初黒星を喫したのが弁慶高校という学校で、武蔵坊一…

映画の備忘録

たまに夜中に起きてDVDを見てる。 ぽつりぽつり見ているのだけれど、感想を書いていなかった。 中原昌也に倣って、見たことだけは書いておこう。 『マルサの女』『マルサの女2』(伊丹十三監督) しごと柄、会社の経理などを知っておこうと思って、見た。 …

『ホテルルワンダ』は単におもしろい

『ホテル・ルワンダ』テリー・ジョージ監督 ルワンダという国がどこにあるのかも知らなかったし、もちろんルワンダ紛争のことなんか知らなかった。 それでもこの映画は面白い。 作り手に啓蒙しよう、という気持ちはたぶんほとんどないからだ。 民族間の内戦…

『バブルへGO』はおもしろかった

『バブルへGO タイムマシンはドラム式』馬場康夫監督 これはくだらないけど面白かったなあ。 何が面白かったのか考えてみた。 ・タイムスリップものが好き。『バックトゥザフューチャー』や『時をかける少女』って好きなんです。『バックトゥ』っぽいシーン…

『間宮兄弟』を見た

『間宮兄弟』森田芳光監督 録画しておいた『間宮兄弟』を見た。 テレビの連ドラにすれば良かったんじゃないかな、と思った。 ファンタジーでもないし、かといって身に染みる話でもない。 原作を読んでいないけど、愛だの恋だのの要素を表向き上完全に排除し…

「Takeshi's」

『Takeshi's』北野武監督 テレビでやっていたのを録画して見た。 スターのビートたけしと、コンビニで働きながら芝居のオーディションを受ける北野武のふたりの話。 構造についてはもう一度見直してきちんと整理しないとよく分からない。 頭が悪いので。 た…

『処女の泉』を見る

『処女の泉』イングマール・ベルイマン監督 宗教的であり、神話的な映画である。 山の中で二人の男に若い娘が強姦され殺される。娘の帰りが遅いと心配する家族のもとにその犯人たち(二人に加えて一緒にいた幼い少年)が泊めてもらいたいと訪れた。男が売り…

『野いちご』を見る

『野いちご』イングマール・ベルイマン監督 最近考えていることは夢と、ノスタルジー(もしくは後悔)と、死だが、この映画はそれをすべて網羅した映画だ。 主人公は79歳の老教授で、大学で名誉教授の称号を受けることになっている。朝、棺桶から自分が自…

『私のように美しい娘』を見て悪女の怖さと良さについて検討する

『私のように美しい娘』フランソワ・トリュフォー監督 これはかなりくだらない(誉めている)映画。トリュフォーというと私は『アメリカの夜』がとってもおもしろかったが、この映画はむしろ典型的な喜劇。 筋が面白い。分かりづらいと思いますが、備忘のた…

『こんなに近く、こんなに遠く』を見て、砂漠ドライブを夢想する

『こんなに近く、こんなに遠く』レザ・ミル・キャリミ監督 BSでやっていたイラン映画。あらすじは一応書くけど苦手かつ適当なので、こちらを参照してください。http://www.ne.jp/asahi/bamako/world/cinema/fasia2005_soclose.htm イラン映画というと、キア…

『過去のない男』を観て気楽になる

『過去のない男』アキ・カウリスマキ監督 いいです。ひじょうに。カウリスマキは村上春樹の導きで見るようになりました。この映画もしみじみして、かつ、ばかばかしい話でかなりよい。しかも映像がスタイリッシュ。わざわざワンカットで男が二人すっと向かい…

『ゲッタウェイ』見た。かっこいい。

『ゲッタウェイ』サム・ペキンパー監督 銀行強盗して、逃走して、国外に逃げのびることができるか、という話。「明日に向って撃て!」とか「俺たちに明日はない」とかの系統と見ている途中で判断。そうすると結局はうまく逃げ延びることはできないのだなあ、…

『フィッシャーキング』を見ました

『フィッシャーキング』テリー・ギリアム監督 疲れのせいか非常に精神的に落ち込んでいて、どうしたものかと考えて、DVDレコーダーに録りだめてある映画を見ることにした。考えてみると、ずうっと映画を見ていない。見ようと思いつつ、何となく億劫で見ずに…