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日々小実験

『サクリファイス』

 タルコフスキーさんの『サクリファイス』を見ました。
 あらすじ等はこちら。

     A・タルコフスキー『サクリファイス』

 登場人物の動きやセリフなど、演劇的な映画だと感じました。
 と思ったら、『ハムレット』の構想をもとに映画を作ったと書いてありました。
 なるほど。
 この映画も世界の秘密に触れようとしているので、どきどきしてしまいます。
 さて、世界の秘密の核心部分。

 核戦争勃発後に郵便配達のオットーが主人公のアレクサンデルに突然「召使いのマリアと寝れば世界が救われる」という言葉を投げかける場面があります。
 なぜオットーであり、なぜマリアであるのか、なぜ寝ることが世界の救済と関わるのでしょうか。
 見ている者は突然置いてきぼりになります。
 なんの説明もされないのですから。
 しかし合理的な説明がつくことではむしろ説明がつかないときがあるのです。
 とてつもない飛躍があって、初めて納得できることがあるのでしょう。